恩怨は、hsk6級レベルの中国語単語です。
発音は「ēnyuàn」で、繁体字では「恩怨」と表記されます。
このページでは、「恩怨」の日本語訳やピンインと声調の発音のコツ・「恩怨」を使った例文を日本語訳付きで紹介します。
目次
恩怨の意味と発音(ピンイン/声調)
簡体字 | 恩怨 |
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繁体字 | 恩怨 |
ピンイン/声調 | ēnyuàn |
カタカナ発音(参考) |
恩怨の日本語訳一覧
品詞 | 日本語訳 |
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名詞 | 恩と怨み |
名詞 | 恩怨 |
名詞 | 恩義と怨念 |
意味1:恩と怨み
「恩怨」は、感謝の気持ちと恨みを同時に指す言葉であり、人間関係や歴史的な背景において、感謝と恨みが織り交ざった複雑な感情を表現します。
意味2:恩怨
単に「恩怨」として、恩や恨みがある状態や関係を指します。特に、過去の出来事や関係の中で積み重なった感情を示すことが多いです。
意味3:恩義と怨念
「恩義」は感謝や報恩の感情を意味し、「怨念」は恨みや復讐心を指します。この表現は、これらの感情が絡み合っている状況や関係を指す際に使われます。
恩怨の中国語の例文一覧・日本語訳付き
- 他对我的帮助让我心存恩怨。(tā duì wǒ de bāngzhù ràng wǒ xīn cún ēn yuàn):
彼の私への助けは、私の中に恩と怨みを抱かせた。 - 在这个家族中,恩怨情仇代代相传。(zài zhège jiāzú zhōng, ēn yuàn qíng chóu dài dài xiāng chuán):
この家族の中では、恩怨や恨みが代々受け継がれている。 - 他对我的恩怨让我无法释怀。(tā duì wǒ de ēn yuàn ràng wǒ wúfǎ shìhuái):
彼の私に対する恩怨は私を解放させない。 - 这段历史充满了恩义和怨念。(zhè duàn lìshǐ chōngmǎnle ēn yì hé yuàn niàn):
この歴史は恩義と怨念に満ちている。 - 我对他的恩怨已经忘却。(wǒ duì tā de ēn yuàn yǐjīng wàngquè):
私は彼に対する恩怨をすでに忘れてしまった。 - 恩怨情仇之间,总是难以割舍。(ēn yuàn qíng chóu zhī jiān, zǒng shì nán yǐ gē shě):
恩と怨の間は、常に切り離すのが難しい。 - 我们的关系充满了复杂的恩怨。(wǒmen de guānxì chōngmǎnle fùzá de ēn yuàn):
私たちの関係は複雑な恩怨に満ちている。 - 他常常感慨恩怨交织的故事。(tā chángcháng gǎnkǎi ēn yuàn jiāozhī de gùshì):
彼はしばしば恩怨が交錯する物語に感慨を覚える。 - 每个人心中都有恩怨的牵绊。(měi gèrén xīn zhōng dōu yǒu ēn yuàn de qiān bān):
誰もが心の中に恩怨の絆を持っている。 - 他在处理恩怨时显得很成熟。(tā zài chǔlǐ ēn yuàn shí xiǎndé hěn chéngshú):
彼は恩怨を処理する際、とても成熟しているように見える。 - 生活中总是充满了恩怨的较量。(shēnghuó zhōng zǒng shì chōngmǎnle ēn yuàn de jiàoliàng):
生活の中では常に恩怨の競い合いが満ちている。 - 他对我有恩怨,但我不想计较。(tā duì wǒ yǒu ēn yuàn, dàn wǒ bù xiǎng jìjiào):
彼は私に恩怨を抱いているが、私は気にしたくない。 - 恩怨的根源往往在于误解。(ēn yuàn de gēnyuán wǎngwǎng zài yú wùjiě):
恩怨の根源はしばしば誤解にある。 - 古代的恩怨故事仍然吸引着人们。(gǔdài de ēn yuàn gùshì réngrán xīyǐn zhe rénmen):
古代の恩怨の物語は今でも人々を引きつけている。 - 他在恩怨中寻找和平的方式。(tā zài ēn yuàn zhōng xúnzhǎo hépíng de fāngshì):
彼は恩怨の中で平和の方法を探している。 - 恩怨的纠葛让人心力交瘁。(ēn yuàn de jiūgé ràng rén xīnlì jiāocuì):
恩怨の絡みは人を疲れさせる。 - 理解和宽容是化解恩怨的关键。(lǐjiě hé kuānróng shì huàjiě ēn yuàn de guānjiàn):
理解と寛容は恩怨を解消する鍵である。 - 恩怨之间的和解需要时间。(ēn yuàn zhī jiān de héjiě xūyào shíjiān):
恩怨の間の和解には時間が必要だ。 - 恩怨的历史教会我们珍惜当下。(ēn yuàn de lìshǐ jiàohuì wǒmen zhēnxī dāngxià):
恩怨の歴史は私たちに今を大切にするよう教えてくれる。
恩怨の発音のコツ
ポイント1:声調の理解
「恩怨」の「ē」は第一声で、高く平らに発音します。声を上げることなく、安定した音を保ちましょう。
ポイント2:「恩」の発音のコツ
「恩」(ēn)の「ē」は第一声ですが、次の「n」は鼻音です。口を開けたまま、鼻から音を抜けさせるイメージで発音します。
ポイント3:「怨」の発音のコツ
「怨」(yuàn)は第四声です。最初は高めの音から始めて、急に下げるように発音します。「y」は日本語の「ユ」に近い音です。
ポイント4:「uan」の発音のコツ
「怨」の「uan」は「ウ」と「アン」をつなげる感じで発音します。口を丸めながら「ウ」を発音し、すぐに「アン」に移行します。
ポイント5:音の連結
「恩怨」と続けて言うときは、最初の「恩」の「n」を軽く残しながら「怨」に入ると、スムーズに繋がります。特に「n」が次の音に影響することを意識しましょう。
ポイント6:練習の反復
「恩怨」を何度も声に出して練習しましょう。最初はゆっくり、慣れてきたらスピードを上げてみてください。声調を意識することが大切です。