本来は、hsk4級レベルの中国語単語です。
発音は「běn lái」で、繁体字では「本來」と表記されます。
このページでは、「本来」の日本語訳やピンインと声調の発音のコツ・「本来」を使った例文を日本語訳付きで紹介します。
本来の意味と発音(ピンイン/声調)
簡体字 | 本来 |
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繁体字 | 本來 |
ピンイン/声調 | běn lái |
カタカナ発音(参考) | ベン ライ |
本来の日本語訳一覧
品詞 | 日本語訳 |
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副詞 | 本来 |
副詞 | もともと |
副詞 | 当然 |
意味1:本来
「本来」は、ある物事が本質的に持っている性質や状態を指します。例えば、物事が本来どのようであるべきか、という文脈で使われます。
意味2:もともと
「もともと」は、物事が時間の経過の中で変化する前の状態や起源を表します。物事が最初から持っている性質や状態を示す際に使用されます。
意味3:当然
「当然」は、ある物事がそのようになるのが自然であるという意味を持ちます。何かが必然的にそうあるべきであることを示します。
本来の中国語の例文一覧・日本語訳付き
- 这件事情本来就应该这样做。(Zhè jiàn shìqíng běnlái jiù yīnggāi zhèyàng zuò):
この件は本来こうするべきだった。 - 他本来是个很善良的人。(Tā běnlái shìgè hěn shànliáng de rén):
彼はもともととても優しい人だった。 - 本来你应该告诉我真相的。(Běnlái nǐ yīnggāi gàosù wǒ zhēnxiàng de):
本来はあなたが真実を私に教えるべきだった。 - 这些问题本来就不应该出现。(Zhèxiē wèntí běnlái jiù bù yīnggāi chūxiàn):
これらの問題は本来現れるべきではなかった。 - 她本来想参加比赛,但生病了。(Tā běnlái xiǎng cānjiā bǐsài, dàn shēngbìngle):
彼女はもともと試合に参加したかったが、病気になった。 - 本来这个项目会很成功。(Běnlái zhège xiàngmù huì hěn chénggōng):
このプロジェクトは本来とても成功するはずだった。 - 他本来是我的好朋友。(Tā běnlái shì wǒ de hǎo péngyǒu):
彼はもともと私の親友だった。 - 本来这张照片应该更清晰。(Běnlái zhè zhāng zhàopiàn yīnggāi gèng qīngxī):
この写真は本来もっと鮮明であるべきだった。 - 你本来不应该那么做。(Nǐ běnlái bù yīnggāi nàme zuò):
あなたはもともとそうするべきではなかった。 - 本来这条路是通的。(Běnlái zhè tiáo lù shì tōng de):
この道は本来通っているはずだった。 - 他本来就很有才华。(Tā běnlái jiù hěn yǒu cáihuá):
彼はもともととても才能があった。 - 本来我们应该提前准备。(Běnlái wǒmen yīnggāi tíqián zhǔnbèi):
本来私たちは前もって準備すべきだった。 - 她本来会来,但临时有事。(Tā běnlái huì lái, dàn línshí yǒu shì):
彼女はもともと来る予定だったが、急用ができた。 - 本来这个问题很简单。(Běnlái zhège wèntí hěn jiǎndān):
この問題は本来とても簡単だった。 - 他本来是个医生。(Tā běnlái shìgè yīshēng):
彼はもともと医者だった。 - 本来你应该更注意安全。(Běnlái nǐ yīnggāi gèng zhùyì ānquán):
本来はもっと安全に注意すべきだった。 - 她本来想去旅行,却不得不工作。(Tā běnlái xiǎng qù lǚxíng, què bùdébù gōngzuò):
彼女はもともと旅行に行きたかったが、働かなければならなかった。 - 本来这件事应该由他来处理。(Běnlái zhè jiàn shì yīnggāi yóu tā lái chǔlǐ):
この件は本来彼が処理するべきだった。 - 他本来就对这个项目很感兴趣。(Tā běnlái jiù duì zhège xiàngmù hěn gǎn xìngqù):
彼はもともとこのプロジェクトにとても興味があった。 - 本来我打算明天去,但计划改变了。(Běnlái wǒ dǎsuàn míngtiān qù, dàn jìhuà gǎibiànle):
本来私は明日行く予定だったが、計画が変わった。
本来の発音のコツ
ポイント1:母音「ě」の発音のコツ
「本来」の「běn」部分の「ě」は、日本語の「え」と「い」の中間の音です。口を少し開けて、舌を下げた状態で「え」と発音すると、近い音になります。特に、舌を少し前に出すイメージで発音すると良いです。
ポイント2:声調の意識
「běn」の「ě」は第三声(低く始まり、下がってから上がる)です。最初に少し低めに発音し、徐々に上がる感じを意識しましょう。声を出すときは、リズムを感じながら、滑らかに発音することがポイントです。
ポイント3:母音「lái」の発音のコツ
「lái」の「l」は、舌先を上の歯の裏に軽くつけて発音します。日本語の「ら行」と似ていますが、舌をもっと前に持ってくるイメージで発音すると良いです。
ポイント4:母音「ái」の発音のコツ
「lái」の「ái」は、母音の「a」と「i」が連続している音です。日本語の「アイ」と似ていますが、口を大きく開けて「ア」の音をしっかり出した後、すぐに舌を上げて「イ」に移行することを意識します。
ポイント5:声調の意識(「lái」の場合)
「lái」の「ái」は第二声(上昇調)です。最初は少し低めに始めて、声を上げるイメージで発音します。声を出す時に、上に向かって上昇する感じを意識することが大切です。
ポイント6:全体の流れを意識する
「本来」を一つのフレーズとして練習しましょう。「běn lái」は「本来」と続けて言うことが多いので、各部分の発音を意識しながら、リズムよくスムーズに発音することがポイントです。最初はゆっくりとしたペースで、慣れてきたら徐々に速くしてみてください。